Member Interview

メンバーインタビュー

2020年入社映像ディレクター

熊谷拓郎Takuro Kumagai

映像制作を通じて、 地域の素顔を伝える

南アフリカ留学を経て定まった進路希望

大学3年生の時に、語学留学とインターンを兼ねて南アフリカへ行きました。それ以前にネパールへ行った経験から、先進国よりも開発途上国の方が面白いと思うようになっていて、興味が湧いたんですね。1年滞在して、日本に戻ってきてしばらくしてから就職活動を始めましたが、当時は南アフリカの情報発信をしたいと考えていて、ジャーナリスト志望でした。それ以外にも何かしら南アフリカと関係性を持てるような会社がないかなと探したりもして、最終的には南アフリカともビジネスをしていた会社に入りました。ただ、いざ入社しても南アフリカと関わる仕事になかなか携われなくて……。南アフリカに関わる仕事に就きたい、ジャーナリストになりたいという思いは心の中にずっとくすぶっていました。

南アフリカで紡いだ縁がmyProductへ

もともとドキュメンタリー番組が好きだったこともあって、ビデオジャーナリストとして情報発信をするということが頭に浮かんだのはこの時期です。それで次のキャリアはドキュメンタリーに強いTV番組制作会社を選び、この時期から制作会社で勉強をしながら、自分で映像を撮るようになりました。

映像制作を始めてから数年経った時、翔さん(小山 翔CEO)から映像制作してくれないかという依頼が来たんです。実は翔さんとは南アフリカ留学時代に知り合っていて。MBA取得のために南アフリカ留学の下見に来ていた翔さんが、自分が滞在していたゲストハウスにたまたまいたんです。そこから付き合いが始まり、日本に戻ってからも時々近況報告をしたりしていて。映像を撮り始めたことも伝えていたので、映像制作依頼もそのことが頭にあったのかもしれないですね。

その後myProductに入らないかと誘ってもらったんです。南アフリカへの思いが残っていたので少し悩んだけど、映像制作のキャリアを積むチャンスだと考えて、入社することを決意しました。

地域の情報発信が新たなやりがいに

入社後は、体験型コンテンツを発信していた当時のWEBメディア「CRAFTRIP」用に、山梨県峡南地域で体験型コンテンツを提供していただいていたホストさんを紹介する映像制作を行いました。10を超えるホストさんが対象だったので、一カ月を超える長期間滞在の撮影となったんですけど、この時に、日本でも、地方でも、自分の情報を発信したいという思いはかなえることができると思えたんですね。それからは地域の素顔や実像を、映像を通して伝えることがやりがいとなりました。

その後も群馬県嬬恋村、静岡県下田市、福島県昭和村など、地方に長期滞在して映像制作を行ったり、今はその他にも企業向けのプロモーション動画制作も多数手掛けています。

今年の夏は三重県松阪市に滞在して、新しい「CRAFTRIP」のリリースに向けて動き始めています。新しい「CRAFTRIP」は、まずはジャーナル型メディアに変化を遂げる予定になっていて、その後はこれまでやってきた体験型コンテンツも盛り込んでいく予定です。そのようなスタイルのメディアを入社してからずっとやりたいと思っていたので、今はリリースが本当に楽しみですね。

主体性を持ってコンテンツ制作に取り組む姿勢が重要

myProductにはいろいろな人がいて面白いですよね。キャリアもバラエティーに溢れていて、キャラクターも多種多様。そのおかげで、会社としてカバーできる領域が広がりましたし、これからはそれぞれの職種が絡み合いながら新しいシナジーが生まれてくるのに期待大です。

myProductのクリエイターで大事なのは主体性を持って取り組むことだと思っています。地方創生事業では、地方自治体の方々と話し合いながらコンテンツ制作やマーケティング施策を進めていくことがあります。その多くはどのように進めていけばいいのか解法があるわけではありません。仕事を依頼していただく方々は、地域の中からでは気が付けないアイデアやソリューションを求めています。クライアントからの要望を受け身で待つのではなく、こちらから積極的に何をすべきかを、クリエイターサイドからも発信することが何よりも重要だと、これまでの仕事を通じて感じています。

※掲載内容・所属・役職などは2022年6月のインタビュー時点のものです

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