Member Interview

メンバーインタビュー

2020年入社コンサルタント

川野典子Noriko Kawano

世界の真理を求めて、 コンサルタントへ

「物理」から「コンサルティング」へのシフトチェンジ

私は世界の真理にずっと興味があって、何で“そのもの”が出来たかという裏側にあるセオリーを知りたいと思い、大学院では物理の“非平衡統計力学”を専攻していました。あらゆる現象を非平衡系のロジックで説明できるのがとても面白かったです。

在学中には研究者になりたいとも思っていたんですけど、研究だと世界を理解するにはスコープが小さいなと感じるようになって、コンサルティング業界に興味を抱くようになったんです。コンサルタントなら、いろいろな業界を見ることができて、どのような課題があって、どうやったら解けるのか、ということを考える環境に身を置ける。大学で研究を進めていく中で、世界の真理を求める方法が「物理」から「コンサルティング」に変わりました。

枠に縛られない環境を求めキャリアを模索

大学院修了後は、IBMにコンサルタントとして入社し、金融系セクターでグローバル戦略を立てる仕事に就くことになりました。ただ、いろいろと経験していく中で、より上流から仕事ができて、ITという枠に縛られないところに興味が向くようになったんです。自分で事業をつくることや、事業構想を考えたりするのが楽しいなと思うようになったこともあり、スタートアップ企業で働くのも面白いのではないかと考えるようになりました。

その当時の私は食に関することに興味があり、食に関わるベンチャー/スタートアップ企業を調べていたら、調理ロボットを開発しているベンチャー企業のことを知りました。まずはインターンとして関わるようになったんですけど、その時にたまたま小山さん(小山 翔CEO)がその調理ロボットベンチャー企業でコンサルティングをしていて。

共に仕事をする中で小山さんの考え方や働き方が好きになり、一緒に働くのが楽しかったんですけど、程なくして小山さんがそのベンチャー企業から離れてしまったんですね。自分の会社を立ち上げてコンサルティングをするということで。それで付いていくことにしたんです。自分が入社した時は、myProductが創業して間もないころで、今よりもずっと人数が少ない時でした。

当初はコンサルティングと地方創生の二軸で

myProductに入った当初は、コンサルティング業務もしつつ、地方創生事業にも携わっていました。会社として戦略コンサルティングを強く打ち出す前は、クライアントのスタートアップ企業の一員となって、一緒に事業をつくっていったりしていましたね。いわゆる戦略コンサルティングではなかったけど、事業会社の現場に入る経験はすごく貴重で、今となっては戦略コンサルタントとしての良い糧になっていると思います。地方創生事業に関してはまだまだシードレベルの段階だったので、アクセラレータープログラムへの応募やプレゼンを小山さんと一緒にやったりもしました。

会社として本格的に戦略コンサルティングをしますとなったのが、ここ1年くらいからでしょうか。これまで手掛けたプロジェクトの一つに、重電 / 通信 / ITなど複数の大手と協業しながら取り組んだ「液浸スモールデータセンターの実証実験」があります。PoCを一緒につくっていくところから伴走する形で、クライアントの課題感や、事業が具体化されていくことを体験でき、個人としてもとても大きな学びになりました。

今後はチームの力を使いながら価値最大化を

仕事を通じて日々日々新しい世界を知ることができ、成長も実感できているので満足感はありますが、今後は自身のチームを持ちながら、複数のプロジェクトを回していけるようになるのが一つの目標かなと思っています。今のmyProductは心強いメンバーも増えてきましたので、今後はチームの力を使いながら、個の力に頼ることなく価値を最大化させていくかというところにフォーカスが当たってきています。

myProductの社員は、自分たちの仕事が社会にどのような影響を与えているのかを考えながら働いているという印象がありますね。真っすぐで、社会に汚れずに生きてきた人が多いような気がします(笑)。自己成長だけを目指すのではなく、利己的な人が少ないですよね。

もし新しい仲間が入ってきてくれるのであれば、自分が何をしたいのかが明確になっていて、何でこの仕事をしているのかをしっかりと答えられる人がいいと思います。会社の中の一歯車として動くことにはならないので、そこを明確にしていないと、きっと迷子になってしまうような気がします。

myProductは社会価値を意識した仕事が多いですし、自由に働けて、わがままも許容してくれる会社という風に私は思っています。でも、これからはあまりわがままを言い過ぎないようにしないといけないかな(笑)。

※掲載内容・所属・役職などは2022年6月のインタビュー時点のものです

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  • 映像制作を通じて、地域の素顔を伝える

    映像ディレクター 熊谷拓郎

  • バックオフィスから、会社の推進力を上げていく

    コーポレート 西岡宏