Group Talk

グループトーク

徹底したデザイン思考で クライアントの難題解決

創業者 CEO / パートナー

小山 翔 Sho Koyama

顧客獲得からチームビルディング、コンサルティング業務の執行までフォロー(写真左)

情報デザイナー 2021年入社

雨宮 友 Tomo Amemiya

コンサルティング業務における各種資料制作をサポート(写真中央)

コンサルタント 2020年入社

川野 典子 Noriko Kawano

戦略コンサルティング業務における執行の中心的存在(写真右)

今回はコンサルタントチームの3名にインタビューを実施。myProductのコンサルタントはどのようなプロジェクトに携わり、何を考えながら仕事をして、大事にしている価値観は何なのか。myProductのカルチャーを覗くことができる座談会となっておりますので、ぜひご覧ください。

クライアントファーストが一貫したセオリー

⸺myProductのコンサルタントチームはどのようなプロジェクトに携わることが多いですか?

川野:まだ市場化されていない新規事業に特化していて、「もう市場あります」みたいな事業に関わるプロジェクトは比較的少ないですね。それよりも、5年後、10年後を見据えたシードの検討が多いかなと思います。myProductでは検討するだけじゃなくて、協業まで結びつけるところが特長の一つかも。

小山:クライアントの属性としては製造業や流通小売、ITサービス業が多いですね。逆にto C向けの案件は相対的に少ないかな。

⸺myProductの強みはどこにありますか?

川野:仮説力に強みがあるかなと思っています。仮説が無いと何も出てこないですし、議論を進めても「いろいろな意見あるね」みたいなことにしかならない。論点が決まったら、大きく議論して、大きな仮説を出す。チーム内で「そうだよね」ってなったら、デスクトップリサーチやエキスパートインタビューをしてみて、ファクトを集めます。それをもとにクライアントと一緒に「もっとこうなんじゃないか」って議論して仮説をどんどんシャープにして、クライアントの社内で進められるような検討の進め方をしていますよね。

雨宮:myProductではそれぞれがどのような状況かという共有をすごくしてくれるので、チームとしての一体感があり、自分がその一員なんだと強く思えます。あと、myProductが作成する資料で大切にしていることがあると聞いて、「そうだよな」って思えたことがあるんです。先ほど新規事業の案件が多いという話がありましたけど、新規事業って今から起こることは誰にも分からない。だから、クライアントが次のステップに進められるように、資料の中でこれから起きることを想像できて、それでいて正しく印象的に伝わるような形にしてあげることを心がけているんですよね。そういう意識を持って、資料の一つひとつにすごくこだわっているのは強みの一つだと思います。

小山:徹底したデザイン思考でプロジェクトを創っているんです。クライアントとディスカッションする中で、僕がすごく気を付けているのは、クライアントが何に悩んでいて、どうしてこの難題を我々に発注するのかということ。相手の立場でとことん考え、クライアントの悩みに寄り添っていく。その中でクライアント側が一歩でも二歩でも前に進めるような提案や仮説をつくっていく。出発点から、「世の中のベストプラクティスがこうで、これを御社に当てはめるとこう」ではなくて、「“今”と“ちょっと前”の世界の状況を比較したときに、先は分からないけれども、ここまで進むことによって会社は大きく変わる」とか、将来は未知だということを前提に置いたデザインシンキングをmyProductでは大事にしているんだよね。

川野:クライアント目線、クライアントファーストというのは一貫したセオリーとして持っていて、いつでもそれをもとに意思決定していますよね。そういう観点が弱いと、示唆や構造の切り方も変わってきちゃいます。“べき論”は大事だけど、それが分かった上で、できないから相談してくれているわけなので。

myProductが大事にしている価値観とは?

⸺myProductのカルチャーとして何か思い浮かぶことはありますか?

川野:信念があるところですかね。自分の存在意義とかを問い続けてる人が多いかなと思います。

雨宮:私はすごいチームがギュッとしてるなっていう印象を持っているんです。密に議論をして、全員で共有してつくっていくんだぞっていう、一体となってやるっていう感じがありますよね。資料を作成する上では社内にデザイナーの方もいるので、そういった方たちとコミュニケーションを取れたり、意見交換ができるのもありがたいです。

小山:僕は全員の採用に関わっているんだけど、その中ですごく重要視していることがあります。一つは世の中のことをどこまで知りたいと思って、相手の立場で気持ちを汲み取って、その人の困りごとに対してどれだけディープに調べることができるのかという知的好奇心の高さ。もう一つはマイノリティ側の気持ちを考えて、共感できるか。myProductにいる人たちは、マイノリティ側に寄り添えて、大切にできる人が揃っています。そういうところがあるからこそ、自分たちが標榜している社会価値に結びつけることができるんじゃないかな。この2点を大事にできる人たちがmyProductには集まっていますね。

雨宮:相手を信頼して、信じることができているのかなと思うことがあります。小山さんが私にそういう働きかけをしてくれたことはあるんですけど、潜在能力や可能性みたいなものに懸けてくださる。「もっとこういうふうにできると思うよ」とか、「こういうふうにもっと成長できるはずだから」っていうふうに言ってくださるのがすごくうれしいし、応えたいなっていうふうに思えるんです。

「戦略」と「デザイン」の高いレベルでの融合に向けて

⸺どういう人たちと一緒に働きたいと思いますか?

小山:知的好奇心の追求とマイノリティへの共感、この2軸はやっぱり大事ですね。myProductのメンバーが持っているスキルセットは多様で、経験者でも未経験でもいろいろなポジションが用意されている。持っているスキルが会社が求めるポジションにはまって、そこに加えて会社の目指すべき、つくろうとしているカルチャーに近しい思いを抱いてくれる人たちが仲間になってくれるとうれしいです。

雨宮:「コンサルタントチームだけ」とかではなくて、社内の全員に対して、何か困ったことがあったり悩んでるというときに、助け合えるようなマインドを持ってる人がmyProductに向いているのかなと思いますし、私もそうありたいですね。

川野:コンサルタントという観点だと、考えること自体を楽しめる人ですかね。上の人から言われたことだけを満たすアウトプットに留まるのではなく、それ以上にずっと考え続けちゃう人の方が成長できると思います。

⸺最後になりますが、今後会社はどのような方向に進んでいくのでしょうか?

小山:「戦略」と「デザイン」の高いレベルでの融合を目指していきます。これは新規事業や自分たちのデザイン思考を実現する上で必要不可欠です。myProductにはプロダクトデザイン/クリエイターチームがいるので、デザインとの接点を生かして、戦略コンサルティング事業だけに閉じるのではなく、コンサルティングの中に「デザイン」を巻き込むぐらいの感覚でやっていきたいんです。それに加えて、経済価値も大切だけど、それと同等以上に社会価値のあるところに寄り添っていきたい。myProductが取り組んでいるプロジェクトは、どれも課題として難しい。が、それが解けることで、クライアントにとって、地域にとって、日本にとって、もしくは地球環境にとって、それぞれにどういう価値や良い影響を与えることができるのかということにこだわっていきたい。価値をつくることができれば、その後にお金がついてくるというふうに考えていて、そういう事業やコンサルタントをたくさん育ててきたし、これからも育てていきたいですね。

※掲載内容・所属・役職などは2022年8月のインタビュー時点のものです

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