小室
染色家 / デザイナー

小室 真以人

Maito Komuro 株式会社マイトデザインワークス 代表取締役 東京都台東区

染色家 / デザイナー。東京藝術大学美術学部卒業後、福岡県朝倉市秋月にある家業の染色工房で伝統的な草木染技法を習得。同時に、ニット技法を学び、2008年より自身のブランド「MAITO」を始動。草木染と全国の職人の技を融合したアイテムを制作。

Works / Interview

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「感性に響く色彩を、今に伝える」

綿麻は糸が伸びないから、負荷をかけると穴が開く。が、どうしても、綿麻だけでニットを編みたい。今から10年以上前、自身のブランド立ち上げに必死だった染色家・小室真以人は寝食を忘れ、無縫製を可能にするホールガーメント機と格闘していた。調整に次ぐ調整を経て、ようやくMAITOの定番商品「ポンチョ」は誕生する。 天然繊維 + 草木染 + 無縫製というこだわりに比して、製品は一年中使えて、シンプル、ボーダーレス、サイズフリーであり、多くのユーザーを魅了した。ここに、小室の真骨頂がある。 色彩に対する日本人古来の感性を、広く今に伝えたい。共感し合えるストーリーを紡ぎ、素材に「染め」で定着させ、飽きのこないデザインに「織る」。作り手としての探究心と、使い手目線での実用性の共存が、モノづくり思想の根底にある。 故に、小室の取り組みは終わりがない。新たな挑戦はレザー染めである。原皮 + なめし材・脂 + 工程・タイミングが左右する複雑な製法について、タンナーに教えを乞い、習得に努めた。ひとえに、革特有の経年変化を取り入れ、草木染による「長く使える」モノづくりのため。 ——ところで、染色家の顔とは別に、小室は生まれつき商いが好きである。 生まれは東京、育ちは自然豊かな福岡の秋月で、少年時代は山遊びに明け暮れた。あるとき、山で捕ったクワガタやカブトを店頭に並べたところ、意外なほど、よく売れた。すぐに、メスとオスのセット販売や、餌代まで計算した在庫管理、材木工場からの木くずの調達など、大人顔負けの商才を発揮していった。 歴史を紐解くと、小室家の祖先は尊攘志士であり、維新後は鉄道・銀行・製薬などの事業を興し、近代日本の礎を築いた一人である。その末裔の真以人は大学時代、彦根城で色彩美に富んだ井伊家の能衣装に感銘を受けたことが、家業の草木染の世界に入る上で大きな転機になったという。血は争えず、歴史は絡み合う。 (文 / 小山 翔)

Office / Studio

オフィス・スタジオ外見
蔵前の国際通りに面する染色工房を兼ねたアトリエショップ
オフィス・スタジオ外見
店内には草木染による色彩鮮やかなアイテムが並ぶ
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