岸
家具職人

岸 邦明

Kuniaki Kishi ACROGE FURNITURE 代表 東京都新宿区

大卒後、物販の仕事を経て、家具職人の道へ。29歳から3年間、約20ヶ国をモーターホームで巡り、諸国の生活様式や文化財に触れ、モノづくりへの感性を高める。帰国後、家具制作の訓練校・個人工房で技術を磨き、独立。顧客目線を貫き、あくなき向上心で挑戦を続け、現在に至る。

Works / Interview

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「最上の顧客体験を届ける」

家具職人・岸のもとには毎回のように、納入先のお客様から感謝の手紙が届く。「こんなにも喜んでもらえるのか」と照れ笑いしながらも、オーダーメイドで期待を超える逸品物を納め続けることに、岸は強いこだわりを持つ。それは美しい木目を求める木取りであり、丁寧に部屋との調和をすり合わせることであり、各プロセスの細部に至るまで徹底されている。 その一方で、岸は常に現状に満足しない。近年では、無垢材スピーカーなどで空間やライフスタイルにおける木との関わり方にまで、提案の幅を広げている。また、取り扱ってきた木材・家具の種類も幅広く、道具の仕立てに至るまで高い技術力を持つ、非常にマルチな職人である。 では、どうして岸がここまで高い向上心を持ち、家具製作に取り組むのか。そこに至るまでのキャリアが実に興味深い。 岸は三人兄弟の次男として生まれ、幼い頃から図工が得意な少年だった。しかし、その延長上でモノづくりの道に進むことはなく、家計の事情により、早々に起業の道を志す。大学時代の商学部での学びを活かし、ユニークな商材を見つけて仕入れ、工夫を凝らして販売した。やりたかった仕事ではない。しかし、空気清浄機などヒット商品に巡り合い、一定の成功を収める。 やがてECなど流通革命の予兆を感じ始めた頃、岸は原点回帰し、モノづくりを志す。既にモノを右から左に流すことには、少し疲れていた。持ち前のバイタリティでスポンサーを口説き落とし、前人未到の日本製キャンピングカーでの世界一周デザイン紀行を敢行。帰国後に職業訓練校や個人工房で研鑽を積み、幾らかの資本金をかき集め、背水の陣で家具職人として独立する。 ドラマ仕立てのキャリアの裏側で一貫しているのは、強い独立心と危機感である。職人としても、経営者としても、その凛とした生き様と、洗練された家具のフォルムを重ねずにはいられない。 (文 / 小山 翔)

Office / Studio

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神楽坂に工房を構え、木工教室も併設
オフィス・スタジオ外見
制作時はお客様を工房にお招きし、入念に打ち合わせ
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