大石
江戸文字職人

大石 智博

Tomohiro Oishi アトリエ創藝館 代表 東京都墨田区

新潟県上越市出身。描き屋として研鑽を積んだ後、1994年から墨田区にて「アトリエ創藝館」として独立。手書き提灯などの制作に励む傍ら、時代の権力に対する反骨心や、降りかかった天災に対する復興の願いが込められた江戸文字の文化や精神を、「一文字提灯」の制作を通して、訪れる若者や外国人に伝えている。

Works / Interview

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「いたずらの天才」

自然のなりゆきで、気付けば「描き屋」を生業としていたと、大石は述懐する。生まれは、城下町として400年の歴史・文化を持つ新潟県上越市。書道家や美術の教師をしていた親戚に囲まれ、幼稚園の頃から絵画教室に通い、無意識のうちに絵の道へと進んだ。 しかし、挫折も多かった。父親の転勤を機に東京に出るも、美大・芸大の受験に続けて失敗し、一度は芸術の道をあきらめた。そんな時、花屋で配送のアルバイトをしながら、開店祝いの札描きを依頼したことがきっかけで、描き屋の親方と知り合う。そこが、人生の大きな転機だった。 当時の描き屋は冠婚葬祭や新規開業の需要など、目が回るほど忙しかったそうだ。最初は配送要員として雇われるも、配送先で伝達ミスによる訂正・書き直しを命じられることも多く、遠方から引き返すわけにも行かず、自分で筆を取って対応した。まさに、「必要に迫られて」大石は仕事を覚え、やがて10年もの修業期間を経て独立する。 江戸文字を得意としながらも、大石がこれまでに引き受けた仕事は、著名人の札描きから、ご近所の年賀状まで、非常に幅広い。どんな仕事でもお客様の気持ちを大切に、柔軟に対応してきた。ただ、一つだけこだわりがあるとすれば、それは「面白さ」だと言う。分かる人には分かるような、小粋ないたずらをほんの少しだけ、色んな作品に散りばめてきた。相手に見つかるかどうかのドキドキ感と、見つかったときに自然と起こる笑いが、仕事の大きなモチベーションに繋がっている。 「大石くんは、いたずらの天才です。大石くんのだけはなぜか、先生に見つかりません。」小学校の卒業文集で友人が書いた一文を、大石は今でも懐かしそうに振り返る。 (文 / 小山 翔)

Office / Studio

オフィス・スタジオ外見
墨田区にある工房では創作活動の他、江戸文字の体験教室も営む
オフィス・スタジオ外見
工房には所狭しと華やかな提灯が並ぶ
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